大島石マガジン

大島石と革vol.272

2017/01/28

大島石の山西石材です(*^^*)

 

今日は、自然素材 「革」 レザー について!

個人的に、はい。革は好きなんです。

なでたりさすったり、オイルを塗ったり。

私たち人間が道具や日用品として多方面で使っている、

もう生活に欠かせない素材ですね。

 

靴、カバン、財布、ベルト、ジャケット、ラグなどや、

他にもほんとうにいろいろなモノに使われています。

 

お墓に適した素材として、我らが大島石があるように、

やはりこの革も、それぞれの用途に”適している”ことは間違いありません。

(※革を模したビニルレザーの靴やかばんなどもありますが、通気性がなく劣化も早いので、

やはり大事にメンテナンスして使うならば本革が長持ちし、結果的にエコでローコストだったりもします)

 

おそらく元をたどれば、人間が狩猟により獣を射止めたときに、

その肉は食用に、爪や歯は鋭利な道具や装飾品に。

そしてその皮は、防寒や保護の衣服や袋、靴などに利用していたことが始まりだと思います。

射止めた獣も、いつでも手に入るわけではないし、とても貴重な資源ですから、

その身体のどの部位も無駄にすまいという生活の意図からそうなったのだろうと。

 

 

そして現代。

私たちは食肉として動物も殺しますし、

その食肉用に育てられた動物たちの皮も、レザー製品となるべくして流通するのだそうです。

 

 

しかし果たして、

食肉に使われる動物の皮だけで、大量に流通するレザーが生産されているのかどうか???

 

・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・(´・ω・`)。

 

そうは思えないです。。。。。そうであってほしいですが。

原産地まで行ってみたわけではないんですけれども。

 

 

 

現代には、ヴィーガン と呼ばれる人たちもいます。

それぞれ程度はちがうようですが、ベジタリアンのもう少し進んだような感じで、

お肉を食べなかったり、卵も採らなかったり、極端なところでは牛乳とかもダメな人もいるそうです。

 

自然保護の観点から世の中を見ていくと、

人間はきわめて罪深き生き物になりますから(苦笑)

どうしても、そういった生活スタイルや活動に身を置く人がいることも感覚としてわかりますよね(‘;’)

 

しかし現代の文明社会においては、

世の中や動物を傷めずに暮らすこと、そこと全く無関係でいることなんて到底不可能だと思います。

 

開き直って言っているわけではないのですが、

どうせ人間はほぼそこと無関係ではいられないので、

あとは各個人がどのバランスに身を置き、考え方を決めて生きるかということだけで。

お互いに干渉することもできないようなことなんだと思います。

 

さて自分はどうかといいますと、

お肉も食べますし、べつだんの環境論者というわけではありません( *´艸`)

ただ、世の中を流れているサービスや商品をそのまま受け入れると、

身の丈に合わないことになるんだろうな、とは思います。

 

 

よって、何事もほどほどです(笑)

 

そして、ものを大切にすること。

(※ものもちが良いために、ものが捨てられず、よく家族にしかられたりもしますが苦笑)

 

 

いずれ何かの命を奪って手に入れたものならば、

それに感謝して大切に使い、長持ちさせる。

いつかぼろぼろになって、あまりに風体が悪いことになってしまったら、

そのときはお礼を言って手放す。(それか、コレクションとして愉しむ笑)

 

 

そんなかんじです(#^^#)

 

 

 

国産墓石大島石は、生体の命を奪って採取したものではありません。

しかし自然を傷めながら材料をいただいていることは事実です。

 

それは、避けられないことなのです。

 

だからこそ、そのひとかけらである墓石は尊く、

大切にしてあげたいモノであり、その想いにきっと応えてくれる素材だと僕は信じています。

 

 

 

 

(※余談 今日のおはなしからすると「トリコ」はほんとうによくできた漫画だと思う!!!!)

 

大島石産出元 ㈲山西石材 小田和比古

oda

大島石インスタグラムはこちら!

→  INSTAGRAM

大島石ツイッターはこちら!

→ TWITTER

バックナンバー

▶ 新たな一歩を

▶ 新パンフレット完成

▶ 大島石とせり矢 Vol.277

▶ おじいちゃんから引き継いだ(かのような)コート vol.276

▶ 大島石といのちの旅 Vol.275

▶ 大島石と、サン・テグジュペリvol.274

▶ 大島石と鍛冶 vol.273

▶ 大島石と革vol.272

▶ 大島石と朝の空 vol.271

▶ 大島石と仕上げvol.270

▶ 謹賀新年と大島石 vol.269

▶ 大島石と年の瀬vol.268

▶ 腐らない大島石② vol.267

▶ 腐らない大島石 vol.266

▶ 大島石と故郷 Vol.265

▶ 大島石インスタグラム Vol.264

▶ 大島石と叩きの肉感Vol.263

▶ 大島石と商品開発Vol.262

▶ 大島石と盆灯篭Vol.261

▶ 大島石とスタイルそしてトレンドvol.260

▶ 大島石とアルビノ vol.259

▶ 大島石と地獄谷 vol258

▶ 大島石と布袋草:vol257

▶ 「大島石と伝統工芸」 Vol256

▶ 「大島石と大山石”私が大山石を好きな理由”」 Vol.255

▶ 第254回「ふるさとの国土に眠る」

▶ 第253回「pray for one」

▶ 第252回「決選投票!」

▶ 第251回「大島石とWEBと熱狂の加速」

▶ 第250回「大島石とご神体」

▶ 第249回「大島石とアーバンライフ」

▶ 第248回「不死鳥の石と大島石」

▶ 第247回「大島石とオバマ大統領とアイデンティティ」

▶ 第246回「地獄谷の大島石」

▶ 第245回「大島石とTV放送」

▶ 第244回 「大島石の値段」

▶ 第243回「大島石とグランツ―ㇽせとうち」

▶ 第242回「大島石小割」

▶ 第241回「大島石ジェットバーナー」

▶ 第240回「大島石と日本の原風景」

▶ 第239回「大島石 新規バーナースタート」

▶ 第238回「とりあえずこれ呑んどけ”大島石”」

▶ 第237回「149DC-石工男子」

▶ 第236回「奉安」

▶ 第235回「和を以って貴しとなす」

▶ 第234回「仏道と大島石」

▶ 第233回 「 感性の刺激 」

▶ 第232回「謹賀新年」

▶ 第231回「大島石とノームコア」

▶ 第230回「大島石 産地見学」

▶ 第229回「大島石 地中と宇宙と」

▶ 第228回「安心してください、、、国産ですよ。」

▶ 第227回「祈り」

▶ 第226回「大島石は1000年先まで」

▶ 第225回「弔辞」

▶ 第224回「大島石900万年待ち」

▶ 第223回「大島石と日本の原風景」

▶ 第222回「大島石と霊園」

▶ 第221回「大島石の石肌感触」

▶ 第220回「大島石ランチョンマット」

▶ 第219回「コストダウンの代償は」

▶ 第218回「家族と、友と」

▶ 第217回「大島石のランク③小売店~総括編~」

▶ 第216回「大島石のランク②加工メーカー」

▶ 第215回「大島石のランク①採石所」

▶ 第214回「大島石のランク」

▶ 第213回「自然は好きですか?」

▶ 第212回「大島石特級材」

▶ 第211回「大島石 現場編」

▶ 第210回「大島石と山と空と」

▶ 第209回「25tonもの原石からたった1基」

▶ 第208回「表裏一体」

▶ 第207回「色彩」

▶ 第206回「水と石」

▶ 第205回「目的と手段」

▶ 第204回「自然の産物との対話」

▶ 第203回「god is in details」

▶ 第202回「自然の声を感じること」

▶ 第201回「signal」

▶ 第200回「セオリーの外」

▶ 第199回「key-TOと」

▶ 第198回「広島の盆灯篭」

▶ 第197回「山西」

▶ 第196回「花火」

▶ 第195回「祭りの季節」

▶ 第194回「遠い海から」

▶ 第193回「秘境」

▶ 第192回「人の手がはいることで」

▶ 第191回「お墓のかたち、その意味」

▶ 第190回「出会うべくして出会う」

▶ 第189回「星屑の大島石」

▶ 第188回「完璧でないことがその条件」

▶ 第187回「大島石リフレッシュ」

▶ 第186回「あちらの世界から見る風景」

▶ 第185回「コトワリ」

▶ 第184回「いきもの」

▶ 第183回「春と秋のお彼岸」

▶ 第182回「墓石は石工の仕事でできている」

▶ 第181回「孤高」

▶ 第180回「nippon石博2」

Page Top