大島石マガジン

大島石と布袋草:vol257

2016/07/31

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大島石の山西石材マガジンです(*´ω`)

 

個人的に飼い始めて、4年くらいになるかな?

めだかの水連鉢に布袋草を入れているのですが、

こちらの花が咲きました(^_-)-☆

 

よほど環境がいいのか、毎年咲きます☆

しかし、このお花 きれいなのですが、

咲いている時間はほんとうに短い。

 

なんと二日くらいでしぼんでしまうんです。。。。。

 

 

なんとも儚い。でも、だから美しい。

桜が大好きな日本人特有の、もののあわれってやつですかね(笑)

 

 

さて一方、大島石をはじめとする墓石材は、

どちらかといいますと「耐久性」 といいますか、

「永く保つ」 ことがその価値のひとつとしてあります。

 

実際、自然のものであれ人工のものであれ、

1000年もの時を超えてそのカタチを保持するのは、

この石、とくに大島石を含む”花崗岩”をおいてほかにないと思われます。

 

 

しかしですね、その耐久性に価値をおくあまり、

墓石に望まれる石の品質が少しおかしなことになってしまっているのも事実なのです(゚д゚)!

 

 

どういうことかといいますと、、、、、

「変化しないこと」

「建てた状態を永く保つこと」

これらにのみ価値をおいてしまうとですね、

結論から言って

 

「そんな石はない」     のです(´・ω・`)。

 

 

石は呼吸もしていれば、水を吸ったり吐きだしたりしている自然の産物です。

その程度の差はありますが、

まったく水を吸わない   まったく変化しない   石なんて存在しません。

 

 

私が考えるに、そこで大切なことは、

「どのような経年変化をするか」

これではないでしょうか。

 

 

そもそも、 未来永劫ずっと変わらない  ということも、

自然の摂理に反していることだと思いませんか?

 

 

ともかくも、 いずれにしろ石は変化します。

急激な変化をするものもあれば、ゆるやかに味わい深くなっていくものもあります。

そんな特性を知ったうえでお墓選びをすると、より楽しめるものとなりますよ☆

 

 

ここで大島石はといいますと、

「ゆるやかに変化し、味わい深くなっていく」

石だといえます。

ただしその変化とは、 優れた堅さや耐水性に裏打ちされたものですから、

「いきなり形が崩れた」 とか 「ボロっと亀裂だらけになった」 とかいう類のものではありません。

※ もしそういうことがありましたら、それは加工段階でのミスです(;O;)

 

いいかえれば、

 

「そのカタチは大きく変えずに、

その表情を長い年月の中で少しずつ変化させていく」

 

ということになるでしょうか。

毎度とりとめないお話になりますが(苦笑)

 

 

大島石産出元 ㈲山西石材 小田和比古

oda

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