2015/02/05
先日サッカーをすると、もう体がバキバキで、筋肉痛すぎる小田です(笑)
やはり普段から運動はせねばなりませんね、、、、★
さて。
ここ半年くらいで、ホームページから一般の方のお問い合わせを多く頂くようになりました。
ありがとうございます★
早速なのですが、よくお問い合わせいただく内容と、私なりの返答をご紹介させ頂きたいと思います★
Q ① 大島石について、品質やブランドの差とは、どのようなものなのか
A ① おおまかに言いますと、
”硬さ” → 硬いほどが好まれる
”経年変化” → 色が醒めにくい、 艶もちがいい ほうが好まれる
”吸水性” ※ ” 離水性” → 水分を含みにくいほうが、経年変化が緩やかと考えられる
”石の目あい” → 一般に 細かくて揃った目あいが好まれる
”色の濃さ” → 一般的に、濃いほどが好まれる
などの物質的な品質に加えて、
”歴史”
”事業主の想い” などの 情緒的な要素が加味されて、 大島石のランクは市場において決定されているといえます。
これらそれぞれの要素が高レベルで備わっている石ほど、高値で取引される石となります。
100年を超える大島石墓石の歴史の中で、
”これら品質の平均値が高い石” を産出する採石所が、ブランドとして定着しているといえるでしょう。
Q ② 〇〇〇社の大島石と、△△△社の大島石と、◆◆◆社の大島石、どれが優れているのか
A ② 一概には言えません(苦笑) 自動車に例えるなら、 トヨタが好きな方、ホンダが好きな方、日産が好きな方、マツダ、スバル、ダイハツ、スズキ、など
それぞれの会社にそれぞれの良いところがあって、そのファンがいることと同じ理解でよろしいかと思います。
ただし、石の場合は車や家電製品とは決定的に違うことがあります。
それは、
石 = 自然の産物 だということです。
車や家電製品が、 同じ品番のものなら基本的にすべて同じ品質の商品であること に対し、
石は、 基本的に二つとして同じものは存在しません。 ダイヤモンド、ルビー などの希少鉱物と同じですね。
ナンバーワンよりもオンリーワン なのです(笑)
ただし、その採石所から出る石の平均的な特性 ”硬さ、吸水、色、目あい など” に加えて、
その会社独自の出荷品質基準がありますので、
それぞれの会社の出荷している石には、 おおまかな品質の傾向はあるとみてよいと思います。
高級な大島石を産出するブランド。
一般に求めやすい価格と品質のバランスの優れた大島石を産出するブランド。
比較的求めやすさを重視して、多くの量を出荷するブランド。 などなど、、、
さて買い方としましては、
ある程度のブランドの会社の大島石ならば、 予算と時間をたっぷりかければ、
原石から厳選して選んで、それはもうすばらしい大島石石塔をつくることは可能です。
一方で予算と納期を決めて、そのなかでできるだけ良いものを
というふうにお選びになるのもOKでしょう。
ぜひご参考ください!!!!
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いかがだったでしょうか?
ほかにも ご質問頂く内容はありますので、また次回ご紹介したいと思います。
大島石”山西”産出元 ㈲山西石材 小田和比古
▶ 新たな一歩を
▶ 新パンフレット完成
▶ 大島石とせり矢 Vol.277
▶ おじいちゃんから引き継いだ(かのような)コート vol.276
▶ 大島石といのちの旅 Vol.275
▶ 大島石と、サン・テグジュペリvol.274
▶ 大島石と鍛冶 vol.273
▶ 大島石と革vol.272
▶ 大島石と朝の空 vol.271
▶ 大島石と仕上げvol.270
▶ 謹賀新年と大島石 vol.269
▶ 大島石と年の瀬vol.268
▶ 腐らない大島石② vol.267
▶ 腐らない大島石 vol.266
▶ 大島石と故郷 Vol.265
▶ 大島石インスタグラム Vol.264
▶ 大島石と叩きの肉感Vol.263
▶ 大島石と商品開発Vol.262
▶ 大島石と盆灯篭Vol.261
▶ 大島石とスタイルそしてトレンドvol.260
▶ 大島石とアルビノ vol.259
▶ 大島石と地獄谷 vol258
▶ 大島石と布袋草:vol257
▶ 「大島石と伝統工芸」 Vol256
▶ 「大島石と大山石”私が大山石を好きな理由”」 Vol.255
▶ 第254回「ふるさとの国土に眠る」
▶ 第253回「pray for one」
▶ 第252回「決選投票!」
▶ 第251回「大島石とWEBと熱狂の加速」
▶ 第250回「大島石とご神体」
▶ 第249回「大島石とアーバンライフ」
▶ 第248回「不死鳥の石と大島石」
▶ 第247回「大島石とオバマ大統領とアイデンティティ」
▶ 第246回「地獄谷の大島石」
▶ 第245回「大島石とTV放送」
▶ 第244回 「大島石の値段」
▶ 第243回「大島石とグランツ―ㇽせとうち」
▶ 第242回「大島石小割」
▶ 第241回「大島石ジェットバーナー」
▶ 第240回「大島石と日本の原風景」
▶ 第239回「大島石 新規バーナースタート」
▶ 第238回「とりあえずこれ呑んどけ”大島石”」
▶ 第237回「149DC-石工男子」
▶ 第236回「奉安」
▶ 第235回「和を以って貴しとなす」
▶ 第234回「仏道と大島石」
▶ 第233回 「 感性の刺激 」
▶ 第232回「謹賀新年」
▶ 第231回「大島石とノームコア」
▶ 第230回「大島石 産地見学」
▶ 第229回「大島石 地中と宇宙と」
▶ 第228回「安心してください、、、国産ですよ。」
▶ 第227回「祈り」
▶ 第226回「大島石は1000年先まで」
▶ 第225回「弔辞」
▶ 第224回「大島石900万年待ち」
▶ 第223回「大島石と日本の原風景」
▶ 第222回「大島石と霊園」
▶ 第221回「大島石の石肌感触」
▶ 第220回「大島石ランチョンマット」
▶ 第219回「コストダウンの代償は」
▶ 第218回「家族と、友と」
▶ 第217回「大島石のランク③小売店~総括編~」
▶ 第216回「大島石のランク②加工メーカー」
▶ 第215回「大島石のランク①採石所」
▶ 第214回「大島石のランク」
▶ 第213回「自然は好きですか?」
▶ 第212回「大島石特級材」
▶ 第211回「大島石 現場編」
▶ 第210回「大島石と山と空と」
▶ 第209回「25tonもの原石からたった1基」
▶ 第208回「表裏一体」
▶ 第207回「色彩」
▶ 第206回「水と石」
▶ 第205回「目的と手段」
▶ 第204回「自然の産物との対話」
▶ 第203回「god is in details」
▶ 第202回「自然の声を感じること」
▶ 第201回「signal」
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▶ 第199回「key-TOと」
▶ 第198回「広島の盆灯篭」
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