山西石材の大島石は、念仏山・地獄谷という場所から採石されます。(地獄谷とはむかしの実際の地名であり現代では残っていない)
その名の通りまるで谷のような箇所に眠る大島石は、より大きな地圧によってギュッと 凝縮された品質になるとみられています。しかし地圧が高いということはそれだけの緊張感のなかで石がひしめき合っている状態であるため、無駄なく効率的に大島石を採取することは極めて難しい技術と“読み”が必要と されます。
そんな中生まれる“地獄谷の大島石”は、同じ大島石の中でも熱心なファンを獲得するに至り、またそれは私たち自身も例外ではありません。